マニアのメモ帳

完成品を仕上げる

インテリアが一応の形を見ると今度はエクステリアがどうも気になる。矢張りプラスチックの質感がオモチャっぽくさせている原因であることは間違いない。全体の艶のバランスが悪いのだ。そこでもう少し手を加えることにした。

KATO 165系

折角取り付けた屋上機器ではあるが全て外し、ねずみ色1号で塗装、スミ入れを施す。これで屋根はかなり落ち着く。実物の写真などを見るとクーラーなど案外陰影が深いので。スミ入れも決してオーバーな表現ではないように感じる。


KATO 165系

プラの質感が消えると重量感が出てくる。

KATO 165系

車両が風景の一部となり浮いている感じがしなくなった。

床下はフラットブラックを筆塗りしてパステルで軽くウェザリング。これは見える部分だけやればOK。線路の同系色が入ることによって線路と車両が一体化する。
土系色のパステルを荒目の紙やすり(作例では60番)で下ろし、水彩用の平筆で擦り付ける。付けすぎたら油絵用の豚毛筆で落す。特に固定はしていないので触ると落ちてしまうが頻繁に触るわけでもなくこれで構わないように思う。


KATO 165系

インテリアとエクステリアの相乗効果で存在感が増す。

これでプラスチックが生で見えている部分はほとんどなくなった。シーナリーのある線路に置いてみると今まで感じていた違和感は失せ完全に周囲と溶け込んでいる。これで今一つ物足りなかったプラ量産品も納得のいく姿となった。


KATO 165系

往年の中央東線急行アルプス。付属編成はクハが連続して連結されていた。

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