トーマスナカムラの体験しましたこんなこと
Thomas Taiken

炭焼き(1/4)

先日、東京都八王子市在住の友人K氏に誘われて「炭焼き教室」に友人のS氏とともに参加した。これは八王子市にある「夕やけ小やけふれあいの里」というところが主催している野外体験型カルチャー教室だ。「夕やけ小やけふれあいの里」は宿泊施設もある複合施設で八王子市郊外にある。八王子駅前からボンネットバスが1時間に1本運行されている。

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炭焼き現場から見た夕やけ小やけの里の建物(写真中央奥)

早起きして西八王子駅で友人と待ち合わせ、車で「夕やけ小やけふれあいの里」へと向かう。陣馬街道を西進し、山間に入ったところで到着。ここまで約40分。北側の斜面には2週間前に降った雪が融けずにまだ残っている。天気は曇りがちで肌寒いが清々しい山の空気がうまい。

早速入場し受付から徒歩5分程の山の斜面にある「現場」へと向かう。途中丸木橋で小川を渡る。午前10時、参加者20名程が揃ったところで、簡単な開会式があり作業開始。講師は杉浦銀治氏、ちょっと見はただの爺様なのだが、著書も多数あるその界の権威だそうだ。これは後ほど配られた手作りパンフレットで判明。また炭焼きに関するサイトでもその名前を多数見ることができる。炭焼き愛好者は親しみを込めて銀爺と呼ぶそうな!


炭焼きの方法は、伏せ焼き、ドラム缶釜、可搬式炭化炉、の3種類で行う。今回は竹炭を作るとのことで先ずは竹を切る。太いもので直径約10センチ長さ3メートル程に切られた竹が用意してあり、それを持参の鋸で60センチ程の長さに切ってゆく。さらに鉈で幅約5センチほどに割る。その間に別の参加者が焚き火を始める。炭焼きは先ず焚き火から始まるそうで、これを火種にして炭を焼くのだ。薪や長さの足りない竹の端材や枝葉を火にくべる。

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焚き火を始める参加者。手前左は講師の杉浦氏
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せっせと竹を切る友人K氏(左)とS氏(右)


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